Error, group does not exist! Check your syntax! (ID: 1)
本記事では、
完全無料で独自ドメインのブログを開設する方法をお伝えします。
今年(2016年)の3月からでしょうか?
Googleアドセンスの審査が
独自ドメインでしか申し込むことができなくなりました。
これまでは、
多くの無料ブログが採用している
サブドメイン形式やサブディレクトリ形式でも、
アドセンスの審査に申し込むことができていました。
でも、
2016年3月上旬頃からついに、
サブドメイン形式やサブディレクトリ形式での
審査申し込みができなくなっているのです。
既に海外の多くの国では独自ドメインである必要がありましたが、
遂に日本でも独自ドメインが必須となったようです。
もうドメインを購入するしかない?
いいえ、大丈夫です!
無料でも独自ドメインのブログを開設することができるのです!!
本記事では、その方法を図入りで詳しくお伝えします。
本記事は、PDFに清書してあります。
清書版PDFをご入り用の方は、こちら↓を訪れてみてください。
http://dotiga.jp/freereport/2016/08/report-own-domain-blog-free/
1 概要
1.1 本記事概要
図1.1-1に、本概要の概要を示します。
図1.1-1 本記事概要
1.2 完全無料で独自ドメインのブログを開設する方法概要
ここでは、完全無料で独自ドメインを開設する方法の概要を示します。
完全無料で独自ドメインを開設するには、次に示すサービスを利用します。
・ 無料の「Blogger」というブログサイトを利用する。
・ 「Dot TK」というドメインレジストラで無料の独自ドメインを取得する。
Blogger以外のSeesaaなどの無料ブログでも、
無料で独自ドメインを割り当てることが可能なように思いますが、
16年8月現在未だ確認はとれていません。
Seesaaでの独自ドメイン割り当てについては、
別の記事で示すことにします。
1.2.1 Bloggerって?
まずは、「Blogger」ってなんなのでしょうか?
Bloggerとは、Googleが運営する無料ブログサービスです。
日本国内ではあまり知られていませんが、そのスタイリッシュなデザインや
Googleの技術力を反映した高機能さなどがヘビーユーザに好評です。
Bloggerのサイトは、こちら↓
(日本語で表示されますので、ご安心を)
https://www.blogger.com/about/
1.2.2 Dot TK って?
Dot TK(「.tk」)は
国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)の一つで、
オーストララシア(誤記ではありません。 念のため)にある
ニュージーランドの領土であるトケラウに割り当てられています。
トケラウは、興味を持つ個人には誰でも「.tk」ドメインを無償で提供しています。
何にもない南の島なので、そういうことで名を売っているということなのですね。
.tkドメインは「Freenom」というサービスを通じて、誰でも簡単に取得できます。
http://www.dot.tk/ja/index.html
1.2.3 Freenomとは
「Freenom」は、世界初そして唯一無料のドメインレジストラです。
Freenomは、下に示すことを理念としている会社だそうです。
Freenom は、世界初そして唯一の無料ドメインプロバイダです。
私たちの使命は、
人々をオンラインに導き国々のデジタル経済の開発を支援することです。
バリアを無くし、
最新のWeb サイト構築およびホスティング技術で
無料ドメインを統合することで、
Freenom はすべてのビジネスや個人が
無償でWeb サイトやコンテンツを簡単に構築できるようにします。
2 ブログに独自ドメインを割り当てる
実際に独自ドメインを開設するおおまかな手順は、次のようになります。
1) Bloggerでブログを開設する
2) Dot TKでドメインを取得する
3) DNS(ドメインネームサーバー)を設定する
2.1 Bloggerでブログを開設する
ここでは、Bloggerでブログを開設する手順について説明します。
まず前提として、
Bloggerでは複数のブログを開設することができて、
ブログ毎に下に示すようにサブドメインが割り当てられることを知っておいてください。
独自ドメインの割り当ては、ブログ単位となります。
Bloggerを利用するには、Googleアカウントが必要となります。
お持ちでない方は、あらかじめGoogleアカウントを作成しておいてください。
なお、
本記事は「完全無料で独自ドメインのブログを開設する」ことが趣旨ですので、
Bloggerの利用の仕方については説明しません。
まず、下に示すURLのBloggerサイトを開きます。
図2.1-1 Bloggerトップページ
「ログイン」するか、「ブログを作成」をクリックします。
「ブログを作成」をクリックした場合、
先にGoogleアカウントにログインすることを要求されます。
ログインが完了すると、
プロフィール未作成であれば図2.1-2に示す画面が表示されます。
ここでは、
Google+のプロフィールを利用するか、
Blogger独自のプロフィールを新たに作成するかのどちらかを選択します。
図2.1-2 表示プロフィールの選択
表示プロフィールの選択が済むと、
図2.1-3に示す「Bloggerへようこそ」画面が表示されますので、
今後表示される表示名の設定を行います。
図2.1-3 Bloggerプロフィールにおける表示名
次に、図2.1-4に示す「新しいブログを作成」画面が開きますので
・ タイトル
・ アドレス
を入力して、
ブログページの表示「テンプレート」を選択します。
全項目の入力選択が済んだら、画面下部の「ブログを作成」をクリックします。
図2.1-4 新しいブログの作成
以上でブログの作成は終わりです。
2.2 Dot TKでドメインを取得する
ここでは、独自ドメインの取得について説明します。
ドメイン取得のタイミングでは、DNSの設定は行いません。
というか、この段階では、設定値がまだ不明なのです。
Dot TKのURLは、下に示す通りです。
http://www.dot.tk/ja/index.html
Dot TKのページが開いたら、
画面中央のテキストボックスに取得したいドメイン名を入力して、「GO」をクリックします。
自由に設定できるのはセカンドレベルで、トップレベルドメインは「.tk」となります。
図2.2-1 Dot TKトップページ
図2.2-2に示す画面が開いたら、
下の「Use your new domain」に示すように仮のDNS設定を行い、
ドメインの有効期間を選択します。
Use your new domain
「Forward this domain to」を選択し、
テキストボックスにはBloggerのブログURLを入力します。
図2.2-2の図ではサンプルとして、次のように入力しています。
Registration length
ドメインの有効期間を1~12ヶ月の範囲で選択します。
Dot TKのに会員登録した場合は、有効期間を無限に設定できるそうです。
画像に表示された文字を入力し、
表示されているFacebook、Windows Live IDなどのサービスのアカウントで
サインインします。
以上で、ドメイン名の取得は終わりです。
2.3 DNSを設定する
2.3.1 DNS設定値の見つけ方
DNSの設定値は、以下に示す手順で見つけます。
まず、Bloggerにおいて、図2.3-1に示すように、
独自ドメイン名を割り当てるブログの右の方にある「▼」アイコンを選択、
表示されるメニューの中から「設定」を選択します。
図2.3-1 「設定」メニュー
図2.3-2の画面が開いたら、
「公開」項目の最下行にある
「ブログのサードパーティURLを設定」のリンク文字
をクリックします。
図2.3-2 公開/ブログのアドレス
図2.3-3に示す画面中のテキストボックスに、
「2.2 Dot TKでドメインを取得する」で取得したドメイン名を入力します。
この時、取得したドメイン名の先頭に必ず
サブドメインの「www.」を付け加えなければなりません。
図2.3-3 ブログのアドレス
「保存」をクリックすると、
この段階では図2.3-4に示すように次のようなエラーが発生します。
このドメインに対する権限を確認できませんでした。エラー 12。
エラーメッセージとともに、DNSに設定する2つのCNAMEレコードの設定値が表示されます。
この値を設定するわけですが、メモする必要はありません。
「DNS設定ファイル」のリンク文字をクリックして、
DNS設定ファイルをダウンロードしましょう。
図2.3-4 サードパーティドメイン設定エラーの発生
2.3.2 ダウンロードしたDNS設定ファイル
「2.3.1 DNS設定値の見つけ方」でダウンロードしたDNS設定ファイルの内容は、
図2.3-5に示すようになっています。
最下行のCNAMEレコードを除く上から5行は、
どのブログであっても全く同じ値です。
最後の6行目だけが、ブログ毎に異なった値となります。
図2.3-5 DNS設定ファイルの内容
各レコードの各項目の意味については、
もしご興味があれば、次に示すページでご確認ください。
http://d.hatena.ne.jp/kobe_gisen/20110114/p7
2.3.3 DNSの設定
(1)設定レコードと設定値
DNSの設定レコードと設定値を表2.3-1に整理してみました。
ここで示す設定値は、デフォルトであるDot TKのネームサーバーを利用する場合です。
既に利用している独自ドメインのネームサーバー、
有料DNSサービスのネームサーバー、
またはGoogleのネームサーバーを利用する場合は、
どのネームサーバーを利用するのかの
表2.3-1に示す以外の項目の設定も必要になってきます。
本記事では、
デフォルト以外のネームサーバーを利用する際の
設定項目、および設定値については、省かせて頂きます。
ちなみに、
有料のDNSサービス、Googleのネームサーバーについては、
検索でお調べいただきたいと思います。
No.1のCNAMEレコードについては、どのブログであっても表に示す値を設定します。
No.2のCNAMEレコードは、ブログによって異なります。
設定値については、「2.3.2 ダウンロードしたDNS設定ファイル」を参考にします。
No.3のMXレコードについては、参考として挙げたものです。
既にお持ちの独自ドメインのメールサーバーを、
Bloggerのメールサーバーとしても使いたい場合に設定します
(記事では、設定例を示しません。 ご自分でお調べいただければと思います)。
表2.3-1 DNSの設定レコードと設定値
(2)DNSの設定
まず、Dot TKのページを開きます。
右上の「My Dot TKにログインする」をクリックして、Dot TKにログインします。
図2.3-6 Dot TKログイン
ログインできたら、図2.3-7に示す画面が開きます。
メニュー「Domains → My Domains」を選択します。
図2.3-7 メニュー「My Domains」
次に開く画面で、
DNS設定をしたいドメインの最右端にある「Manage Domain」をクリックします。
図2.3-8 Manage Domain
図2.3-9の画面が開いたら、メニュー「Manage Freenom DNS」を選択します。
図2.3-9 Manage Freenom DNS
やっとDNSのレコード設定画面に到達しました。
表2.3-1にしたがって、2件のCNAMEレコードを設定します。
なお、TTLは、デフォルトでは14,440(=4時間)となっていましたが、
図2.3-10の設定例では3,600(=1時間)に変更してみました。
図2.3-10 DNSレコードの編集
【備考】
4番目のTXTレコードは、
Google Search Consoleに対して、ドメインの所有者であることを知らしめるものです。
設定値の取得方法については、本記事では省略します。
(3)BloggerのサードパーティURLの設定
Bloggerにおいて、図2.3-3で示したサードパーティURLを再度設定します。
今度はエラーとはならないはずです。
ただし、DNSの設定変更反映は最大48時間かかるそうです。
BloggerのサードパーティURL設定は、
DNSの変更が反映まで待ってから行うようにしてください。
独自ドメインの設定が成功した場合、
図2.3-11に示すように緑四角で囲った独自ドメインが追加されます。
図2.3-11 独自ドメインの設定が成功した場合
次に独自ドメインの右横にある
「編集」の文字リンク
をクリックして、
『「www」無しのドメインを「www」付きのドメインにリダイレクトする』
をチェックして「保存」します。
図2.3-12 「www」無しドメインのリダイレクト設定
以上で、独自ドメインの設定は終わりです。
試しに、設定した独自ドメインでアクセスしてみた結果、
図2.3-13に示すようにBloggerブログにアクセスすることができました。
図2.3-13 独自ドメインでBloggerブログにアクセスしてみる
以上
【参考図書】
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